コーティング・表面処理

パーツフィーダーの静電気対策

パーツフィーダーの運用において、部品の貼り付きや詰まりによる稼働率の低下は大きな課題です。その主要な原因の一つが「静電気」です。本記事では、パーツフィーダーで静電気力が発生するメカニズムと、その効果的な対策について詳しく解説します。

パーツフィーダーとは?部品供給の仕組み

パーツフィーダーとは、大量の部品(ワーク)をホッパーに投入し、自動で整列させて次工程へ迅速かつ定量に供給するための装置です。ボウル内の螺旋状レールを振動によって上り、アタッチメントで向きを揃え、直線シュートを通って送り出されます。この「振動」と「摩擦」が供給の要となりますが、同時に静電気の発生源にもなります。

パーツフィーダー内で静電気が発生する理由

部品はボウル内での振動により、部品同士がお互いに擦れ合うだけでなく、ボウルのトラフ、アタッチメント、シュートの表面とも激しく接触・摩擦を繰り返します。この「接触・摩擦・剥離」の繰り返しが静電気の蓄積を招きます。特に非導電性の部品(樹脂など)は一度帯電すると電気が逃げ場を失い、深刻なトラブルを引き起こします。

静電気を帯びやすいワーク・帯びにくいワークの特徴

ワークの物理的特性によって、静電気の影響の受けやすさは大きく異なります。

  • 帯電しやすいワーク: 小さい、軽い、表面が平滑、非導電性(樹脂やセラミック等)。これらは物理的な自重よりも静電気による吸着力が上回りやすいためです。
  • 影響を受けにくいワーク: 重い部品は静電気の力よりも自重(物理的な力)が勝ります。また、表面が粗い部品は接触面積が小さいため、貼り付きにくくなります。金属部品は導電性があるため、電気が蓄積されにくい傾向にあります。

静電気による具体的なトラブル事例

静電気の蓄積が進むと、以下のような現象が発生し、現場の稼働率を著しく低下させます。

部品の凝集・塊化

部品同士がくっついて塊になり、アタッチメントを通過できなくなります。

シュートへの貼り付き

シュート内壁に部品が吸着して流れが止まり、供給不足が発生します。

位置決めの狂い

静電気の反発や吸着により、アタッチメントでの整列姿勢が乱れます。

静電気対策の決定版:帯電防止ウレタンコーティング

当社では、パーツフィーダーの静電気対策として「帯電防止ウレタンコーティング」の施工を行っております。2液性のポリウレタン樹脂に導電性を付与することで、発生した静電気を効率よく逃がします。

  • 表面抵抗値の制御: お客様のワーク特性やご要望に合わせ、最適な表面抵抗値に調整可能です。
  • 自由な膜厚設定: 保護性能と静電気対策を両立させるため、ご希望の膜厚で塗布いたします。
  • 耐久性と静電防止の両立: ウレタン特有の耐摩耗性と消音性を維持しながら、静電気トラブルを根本から解消します。

パーツフィーダーの静電気問題は、適切なコーティングによって劇的に改善できます。「冬場に特に詰まりやすい」「部品が軽くて流れない」といったお悩みがあれば、ぜひ当社の帯電防止ウレタンコーティングをご検討ください。試作や抵抗値の選定など、お気軽にお問い合わせをお待ちしております。

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