コーティング・表面処理

撥水・撥油性を高めるフッ素樹脂コーティングとは?防水加工との違いと活用例

 

撥水イメージ

1. フッ素樹脂コーティングとは?

フッ素樹脂コーティングは、素材表面に撥水性・撥油性を付加する高機能な表面処理技術です。水や油を弾く性質により、製品の耐久性や清潔性を向上させることができます。

2. 撥水・撥油性の仕組み

撥水性とは、水が素材表面に広がらず、球状になる性質のことです。撥油性も同様に、油分が表面に付着しにくくなる効果があります。これらの性質は、コーティング膜厚に左右されず、素材の通気性を保ちながら機能を発揮します。

3. 撥水加工と防水加工の違い

  • 撥水加工:水を表面で弾く処理。通気性を保ちつつ、軽度の水濡れを防止。
  • 防水加工:水を完全に通さない処理。高膜厚で素材自体を加工し、内部への水の侵入を防ぎます。
加工種別 特徴 メリット デメリット
撥水加工 表面で水を弾く 通気性が高く快適 高水圧では浸水の可能性
防水加工 水を通さない 雨や水から完全保護 通気性が低く蒸れやすい

4. 撥水・撥油性コーティングの用途例

以下のような分野で、フッ素樹脂による撥水・撥油性コーティングが活用されています:

  • 電子機器:タッチパネルの撥水・撥油・指紋防止
  • 精密部品:HDD磁気ヘッドや軸受けのオイルバリア
  • 光学機器:DVDレンズへの油移行防止
  • 電子部品:コンデンサー・コネクターの樹脂付着防止
  • 繊維・衣類:絹・綿などの撥水・防水加工
  • 建材:木材や皮革の撥水処理
  • プリント基板:撥水・防湿コーティング
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