コーティング・表面処理

ブスバー(バスバー)への絶縁コーティング

電気自動車(EV)や再生可能エネルギー関連の設備において、電力供給の要となる「ブスバー(バスバー)」。その安全性を担保するために欠かせないのが「絶縁コーティング」です。本記事では、粉体塗装(流動浸漬)による絶縁コーティングのメリットや、なぜエポキシ樹脂が選ばれるのか、その理由を詳しく解説します。

ブスバー(バスバー)とは?その役割と重要性

ブスバー(バスバー)とは、配電盤、変電所、バッテリーバンク、または電気装置内で電気を伝導するための、銅やアルミニウムによる導体棒(ストリップやバー)のことです。

高圧大電流が流れる回路では、電線(ケーブル)に比べて表面積を大きく取れるため、以下のメリットがあります。

  • 放熱性の向上: 絶縁被覆がない状態では熱を逃がしやすい。
  • 電気抵抗の抑制: 表面積を大きくすることで、高周波電流における表皮効果による抵抗増大を抑える。

絶縁コーティングとは?加工技術の概要

絶縁コーティングは、樹脂が持つ優れた電気特性を活かし、導体に「絶縁性」「電食防止」「帯電防止」といった付加価値を与える加工技術です。

製品全体の絶縁だけでなく、特定の通電部を除いた「部分コーティング」を行うことで、製品の小型化や性能向上を図ることが可能です。

粉体塗装(流動浸漬)による絶縁コーティング의メリット

当社が提供する粉体塗装(流動浸漬)によるコーティングには、従来のスリーブやチューブによる絶縁にはない大きな強みがあります。

1. 圧倒的な高膜厚

粉体塗装ならではの厚膜形成が可能で、高い絶縁耐圧と耐久性を同時に付加できます。

2. 複雑な形状への追従性

曲げ加工や複雑な立体形状のブスバーでも、均一な厚みの塗膜を形成。隙間のない絶縁が可能です。

3. 強固な密着性

下地との密着性が非常に高く、経年劣化や振動によって簡単には剥がれない信頼性を備えています。

なぜ「エポキシ樹脂」が選ばれるのか

ブスバーへの絶縁コーティングにおいて、最も広く使われているのがエポキシ樹脂です。以下の優れた特性をバランス良く備えているため、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。

特性 期待できる効果
絶縁耐圧 高電圧のリーク(漏電)を確実に防ぎます。
難燃性 火災リスクを低減し、安全規格への適合を容易にします。
耐湿・耐食性 湿気や化学薬品による導体の腐食を防止します。

主な用途:EVから精密機器まで

当社の絶縁コーティングは、高度な信頼性が求められる幅広い分野で採用されています。

  • 次世代自動車(EV・PHV): バッテリーモジュール用ブスバー、モーターコイル、リニアモーター絶縁部。
  • エネルギーインフラ: 再生可能エネルギー用パワーコンディショナ、変電設備、蓄電池。
  • 精密機器・電子部品: 各種電極、スイッチ、ボルト、アルミプレート等の電食・短絡防止。

ブスバーへの絶縁コーティングは、電気回路の安全性と信頼性を高めるために不可欠な工程です。粉体塗装(流動浸漬)による高機能な被膜形成について、ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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