非粘着コーティングイメージ

非粘着・離型性(すべり性)コーティングとは

「非粘着性」フライパン表面処理に代表される、付着性の強い粘着物に対しても離型しやすく、付着しないか、または付着しにくい性質のことを指します。
たとえばフッ素樹脂は撥水性・撥油性に優れ、接触角が大きいことに加え、その分子構造から、ぬれにくい性質をもっています。

このぬれ性をはかる尺度「臨界表面張力(γc)」がフッ素樹脂は極めて小さいことから、液体がはじきやすく、ぬれにくくなります。
このような機能を活かしたコーティングは、離型用途や付着を抑えたい用途、清掃の簡便化に効果を発揮します。

※近年はダイヤモンドコートをはじめ様々な調理器具への表面処理がでておりますが、 かなりシェアを誇るのがフッ素樹脂加工です。
※但し製作コストの差があるのも事実です。
また因みに上記(テフロン)という名称のほうがフッ素として通称流通していますが、 実際は(テフロン)はデュポン社のフッ素樹脂やその加工製品商標です。

フッ素樹脂とは?

原子レベルでのフッ素とオレフィン系と呼ばれる樹脂との重合結合体のことを一般に指します。

代表的なフッ素「PTFE」をはじめフッ素樹脂・テフロンは分子構造に強固なC-F結合をもつ高分子重合体で、その分子構造により耐薬品性、耐熱性、電気特性がきわめて優れた樹脂です。

(C-F結合とは)フッ素原子(F)あらゆる元素と結合しやすく、 特に炭素原子Cと最も強固な結合(C-F結合)を作ります。

但し、このフッ素は一度結合した場合(フッ素樹脂のケースは炭素分子との結合)、生成後は「他の物質を粘着させない」特性に変わります。これがフッ素の非粘着作用といえます。

他の合成樹脂と比較して、異質な特性状を持っており、結果その使用用途も広範囲です。
下記のような他の合成樹脂と比べて特に優れた性質を示します。

耐薬品性をもつ主な樹脂

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