粉体塗装(パウダーコーティング)とは
粉体塗装という技術は一般的な液体塗料、溶剤塗料とは異なり、粉状の塗料を静電気を利用し直接金属に吹き付けてコーティングすることを粉体塗装と呼びます。
「パウダーコーティング」とも呼ばれるこの技術では、電気を通じて粉末状の塗料を金属に吹き付け、さらに高温で焼き付けることで粉体塗料を融解させた後、硬化させます。
粉体塗装では、有害物質を含む溶剤を使用しないため、環境に配慮した塗装表現が可能。
また、溶剤を用いた塗装と比べて、膜厚が厚く丈夫な皮膜を形成することからサビ止めとしても使用できます。
上記の特徴、更に高い対候性を活かし、キャンプをはじめとするアウトドア用品やガードレールやエクステリア用品などの耐候性・防錆性が求められる製品をはじめ、さまざまな使用状況での塗装に利用されています。
粉体塗装(パウダーコーティング)の特徴
強くて丈夫な塗膜
1回の塗装で、溶剤塗装の4〜5倍の厚みとなる40〜150μの塗膜を作ることができます。
さらに焼き付けによって強固に結びついた塗膜は、丈夫で傷に強く、耐熱性や耐油性にも優れています。
柔軟性のある塗膜
エポキシ系、エポシキポリエステル系、ポリエステル系、ナイロン系など性質の異なる塗料を使用。
塗装の割れや剥離の防止に効果を発揮し、耐摩耗性や耐衝撃性が求められる場面で使われています。
豊富なカラーラインナップ
エポキシポリエステル系の粉体塗料は実に6,500種類ものカラーに対応することが出来ます。
質感も様々なパターンがございますのでお気軽にお問い合わせください。
優れた防錆能力
一般的な溶剤塗料と比べて耐候性が2、3倍と高い上、塗膜が厚く丈夫で傷にも強いという特徴も。
長期間での防錆性能が期待できるため、ガードレールやフェンスなどのエクステリア用品にも使用されています。
人と自然に優しい塗料
粉体塗装に使用する塗料は“無溶剤塗料”。光化学スモッグの原因となるVOC(揮発性有機化合物)を排出しません。また有機溶剤による中毒や引火の危険もゼロ。人と自然環境にやさしいコーティング方法です。
粉体塗装(パウダーコーティング)の用途
主な適用例としてアウトドア用品、水道資材、道路資材、建築資材、自動車部品、電気機器、金属家具など、社会全般で幅広く使用されています。
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