焼付塗装とは
焼付塗装とは塗装皮膜の樹脂に熱をかけ、焼き付けることによって皮膜を硬化させる塗装方法です。
焼き付ける温度は樹脂によって様々ですが、100度位から200度以上のものまでありますが150℃以上が一般的に多いです。
焼付塗装の種類
①有機溶剤による焼付塗装
メラミン樹脂塗料
焼付塗装の中で最も多く使われる塗装方法がメラミン焼付塗装になります。
特徴としては艶があり膜厚を厚くしやすいので高級感のある仕上がりに出来るという事です。
ただし、太陽光に含まれる紫外線で劣化するため屋内での使用に限られてしまいます。
低目の温度で焼付られることからも広く利用されている塗装方法となります。
メラミン樹脂塗料の特徴
耐候性・耐薬品性・耐摩耗性は平均レベル、色や艶が自由
メラミン樹脂塗料の用途
電気機器、事務機器、金属製棚など
アクリル樹脂塗料
アクリル樹脂を主原料とした塗料を用いる塗装方法です。
メラミンよりも対候性に優れており自動販売機など屋外で使われることも多くあります。
希釈が簡単な事から個人でも多く使われています。
価格としてはメラミンよりも割高な塗装方法となります。
アクリル樹脂塗料の特徴
メラミン焼付塗装と比べると耐候性、耐薬品性に優れ,色や艶も自由
アクリル樹脂塗料の用途
ショーケース、自動車部品、スチールサッシ、ブラインド、鋼製家具類など
エポキシ樹脂塗料
接着剤などにも使われるエポキシ樹脂を主原料とした塗料を用いる塗装方法です。
密着性が良く粘り強さがあるものの対候性が低いため錆止め用の下塗りとして利用さる事が多い塗装です。船の船体など錆ては困る場所などに使われています。
エポキシ樹脂塗料の特徴
耐食性、耐溶剤性、耐光性、価格、色、艶制限あり
エポキシ樹脂塗料の用途
防食性や接着性に優れており、サビが発生しやすい場所にエポキシ樹脂塗装が使われます。
フッ素樹脂塗料
化学的に安定した特徴を持つフッ素樹脂を含有した塗料を用いた焼付塗装方法になります。
一番の特徴は紫外線に強く外壁塗装に用いた場合にはメンテナンスの間隔を長くすることが出来るということです。高層ビルやドームや駅などの大型建築におけるメンテナンスがし辛い場所に多く使われます。
塗料の価格が高くなるため限られた場所で利用されることが多くあります。
フッ素樹脂塗料の特徴
超耐候性塗料、化学的性質にも優れ、長期耐用を必要とする製品に使用
シリコン樹脂塗料
最大の特徴は耐熱性で200℃程度でも安定しているため高温になる場所で使うことできます。
自動車の排気部品やキッチンの耐熱塗料として使用されます。
②粉体塗料による焼付塗装
エポキシ樹脂粉体塗料 | |||||
ポリエステル樹脂粉体塗料 | |||||
エポキシポリエステル樹脂粉体塗料 | |||||
アクリルポリエステル樹脂粉体塗料 | |||||
アクリル樹脂粉体塗料 |
お気軽にお問い合わせくださいませ
電話でお問い合わせ
FAXでのお問い合わせ
最短24時間以内にお見積りいたします!