パーツフィーダーの静電気対策

パーツフィーダーとは

まずはじめにパーツフィーダーとは、大量の部品をホッパーに入れて、整列させて迅速に定量供給するための装置です。

ホッパーの中に投入した大量のワーク(基材)は、ボウルへ供給され、螺旋状のレールを上り、アタッチメントにより整列します。そして、直線状シュートを流れて次工程へ供給していきます。

パーツフィーダーの中で、静電気

パーツフィーダーのボウルには、振動で部品を整列させるために振動体が付いています。部品は振動でお互いに擦れ合い、ボールのらせん状トラフ・アタッチメント・シュートとも擦れ合いながら流れていきます。

部品同士が互いに接触・剥離・摩擦を繰り返すことで静電気を蓄積していきます。部品は静電気でくっついて塊になったり、コンベヤにくっついたりします。

こうして、静電気がパーツフィーダーの稼働率低下の原因になり、作業の遅れにつながることもあります。

パーツフィーダーで静電気を帯びやすいワーク

小さい、軽い、平滑、導電性でない部品が帯電する場合が多いです

静電気を帯びにくいワーク

部品の重さは、大きさと質量に関係があります。重い部品は、静電気で貼り付く力より物理的な力の影響が大きくなるので、静電気の影響を受けにくくなります。

表面に粗さがある部品にも当てはまります。表面が粗いと、静電気でくっつくエリアが小さくなるので静電気の影響を受けにくくなります。

金属部品は電気的に導電性なので静電気を蓄積しにくい部品です。

パーツフィーダーでの静電気対策

弊社では静電気対策として帯電防止ウレタンコーティングを施工することが出来ます。ウレタン樹脂自体は2液性のポリウレタンですので、お客様のご要望に合わせた表面抵抗値とご希望の膜厚を塗布できます。

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